求人コラム
Column
外国人スタッフが長く安心して働ける職場とは?定着率を高めるためのポイント
外国人材を受け入れる企業が増える中で、「採用できた後に、どのように長く働いてもらうか」という点が、より重要になっています。
せっかく外国人スタッフが入社しても、職場になじめない、仕事の進め方が分からない、相談できる人がいないといった理由で、早期に退職してしまうことがあります。
これは本人にとっても、企業にとっても大きな負担です。
外国人スタッフの定着には、給与や勤務条件だけでなく、日々のコミュニケーションや職場の受け入れ体制が大きく関係しています。
今回は、外国人スタッフが長く安心して働ける職場づくりのポイントをご紹介します。
1.入社直後の不安を軽くする
外国人スタッフにとって、初めての職場は大きな不安があります。
仕事内容だけでなく、職場の雰囲気、休憩の取り方、上司や同僚との接し方など、分からないことが多くあります。
そのため、入社初日から数日間の対応はとても重要です。
作業内容を一度にすべて説明するのではなく、まずは基本的な流れを伝え、実際に作業を見せながら少しずつ覚えてもらうことが大切です。
また、トイレや休憩場所、ロッカー、食事を取る場所、出退勤の方法なども丁寧に案内しましょう。
日本人スタッフには当たり前のことでも、初めて働く人にとっては分かりにくい場合があります。
最初に「分からないことがあれば聞いてよい」という雰囲気を作ることで、本人も安心して仕事を始めることができます。
2.相談しやすい担当者を決める
外国人スタッフが長く働くためには、困ったときに相談できる人がいることが大切です。
仕事で分からないことがあっても、誰に聞けばよいのか分からない場合、本人は一人で抱え込んでしまうことがあります。
その結果、小さな誤解や不安が積み重なり、退職につながってしまうこともあります。
現場の中で、最初に相談する担当者を決めておくと、本人も安心しやすくなります。担当者は、すべてを解決する役割ではなく、困りごとを早めに把握し、必要に応じて上司や派遣会社につなぐ役割と考えるとよいでしょう。
また、声を掛けるときは「何か困っていませんか」だけでなく、「作業の順番は分かりますか」「休憩時間は問題ありませんか」「分からない言葉はありましたか」など、具体的に聞くと答えやすくなります。
3.注意や指導は具体的に伝える
仕事をする中では、注意や指導が必要になる場面もあります。
その際に大切なのは、感情的に伝えるのではなく、何が問題で、どう直せばよいのかを具体的に伝えることです。
例えば、「ちゃんとやってください」と言われても、何をどう直せばよいのか分からない場合があります。
「部品の向きが反対です」「この線より上に置いてください」「作業が終わったら、必ずこの用紙にチェックを入れてください」のように、具体的な行動で伝えることが大切です。
また、人前で強く注意されることを大きなストレスに感じる人もいます。
文化や性格によって受け止め方は異なりますが、注意をするときは、できるだけ落ち着いて、本人が理解できる形で伝えることが望ましいです。
注意や指導は、相手を責めるためではなく、安全に、正確に、長く働いてもらうために行うものです。
その目的が伝わると、本人も前向きに受け止めやすくなります。
4.文化や生活背景の違いを理解する
外国人スタッフと働くうえで、文化や生活習慣の違いを知っておくことも大切です。
例えば、宗教上の理由で食べられないものがある方、家族を大切にする考え方が強い方、国への送金を生活の大きな目的としている方など、背景はさまざまです。
また、日本での生活に慣れていない場合、病院、役所、銀行、住まいに関する手続きなどで困ることもあります。
もちろん、企業がすべての生活面を支える必要はありません。
しかし、本人の背景を少し理解しようとする姿勢があるだけで、信頼関係は作りやすくなります。
「なぜ分かってくれないのか」と考える前に、「何が分かりにくかったのか」「何に困っているのか」を確認することが、トラブルを防ぐ第一歩になります。
5.派遣会社と早めに情報共有する
外国人スタッフの定着には、派遣先企業と派遣会社の連携も欠かせません。
勤怠の乱れ、作業ミス、コミュニケーションの不安、本人の表情や態度の変化など、気になることがあれば早めに派遣会社へ共有することが大切です。
問題が大きくなってから対応するよりも、小さな違和感の段階で相談する方が、改善につながりやすくなります。
派遣会社は、本人への聞き取りや母国語での説明、生活面の確認など、派遣先企業だけでは対応しにくい部分をサポートできます。
特に外国人スタッフの場合、仕事上の問題に見えても、実は生活面や家族の事情が影響していることもあります。
企業と派遣会社がこまめに情報を共有することで、本人にとっても安心して働きやすい環境を整えることができます。
まとめ
外国人スタッフが長く安心して働ける職場をつくるためには、特別な制度だけが必要というわけではありません。
入社直後の不安を軽くすること、相談しやすい担当者を決めること、注意や指導を具体的に伝えること、文化や生活背景の違いを理解すること、そして派遣会社と早めに情報共有することが大切です。
これらは外国人スタッフだけでなく、日本人スタッフにとっても働きやすい職場づくりにつながります。誰にとっても分かりやすく、相談しやすい職場は、結果として人材の定着にもつながります。
グローバルリンケージでは、外国人スタッフが安心して働けるよう、企業様と連携しながら就業後のフォローにも取り組んでいます。
外国人材の受け入れや定着にお悩みの企業様は、お気軽にご相談ください。
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